2008-07-14

タルト




コーヒーと、タルトと、午後の風。


苦くて甘い、
音のない空。


posted by belly_elly at 19:48:33 | 宮城 ???? | Comment(0) | TrackBack(0) | ココロ

2008-05-26

abyssal woman


私は普段から安上がりだが、自分を安売りするつもりはない。


その程度の腕で私を釣ろうだなんて、なんとも舐められたもんだねぇ。
餌ぶらさげてりゃ食つくとでも思ったかい?
何よりその姑息さが腹立たしい。
馬鹿にしておいででないよ。

私は海の遥か下にいる。
潜って銛で刺し貫くくらいしてみせろや。
その度胸も無しに私に近づくな。
欲しけりゃ自分で取りに来い。


お前の都合など知らん。

posted by belly_elly at 21:23:18 | 宮城 ???? | Comment(0) | TrackBack(0) | ココロ

2008-05-24

One by,


朝の明けるなか、揺らぐ感覚。ゆっくり歌いだす。
ようやく繋がる糸。
ふと浮かんだ顔にああそうだったんだと納得した。





怖かったの。



またあなたの心を痛めてしまうんじゃないかと怖かった。



でももうそれもおしまい。



ひとつずつ、私はそうやってすべてを手放し
そしてまた向かい来るものを静かに眺めやる。



川に笹舟を流そう。
それはやがて海へ届き、私の与り知らぬところまで行くだろうから。

何も乗せはしないわ。
無事に海に着けるように願うだけ。



本当は、本当は気づいていたのよ。
でも聞こえなかったの。
聞こえないふりをした。分からないふりをした。
私は愛を知らぬ子ども。
咄嗟に自分を守ったよ。
ありがとう、ごめんね。


そう、守ったのは私。
あなたじゃない。




船出を見送ったら出発するわ。
今日は髪がふわふわなの。
いい気分よ。



もう心は解けた。
ちぐはぐだった思いも繋がった。
驚くほどクリアーな視界
ほんとうに私はなんて馬鹿なのかしら?
いつだって人よりずれたtempoで。
ちゃんと掴んでなきゃいけなかったのに。






今更気付いた。



私はあなたが好きだった。





そして私はいつだって小さく笑う。


あーあ、








また失敗。
posted by belly_elly at 01:36:57 | 宮城 | Comment(0) | TrackBack(0) | ココロ

2008-04-30

たまにいるんですよ、旦那のような命知らずがね。


わたしだけ、わたしだけ
って。



ないものねだりよ、それは。
バカね。







結局いいようにあしらわれた。

罪の意識がなくなってほっとした?






あなたはとてもわかりやすい人ね。






心配しないで。

私はあなたのものを奪ったりはしないから。









posted by belly_elly at 13:18:51 | 宮城 ???? | Comment(0) | TrackBack(0) | ココロ

2008-04-23

直線上のリズム



帰り道。
東口の先あたり。

青白い街灯に照らされた新緑は、pppのシ。

信号のチカチカはラ ラ ラ ラ、で 2oct.ドーン

横すり抜けてった自転車ガールの黒いハイソがシャラララランッ

後ろから抜かしてった走るサラリーマンスフォルツァンド。すぐp
工事現場のチカチカ打ち込みベースだ。迫ってくる感じ。でもかわして逃がしてやる。
指先と膝のリズム
自分の影がふわふわカール 風、風、風、クレッシェンドぉぉおっでっ、だからえーとえーと、sus4からacciaccatoでfff!!!

ジャーン!!


あっ雲の向こう月だ!
………!

全部消して ソットヴォーチェ。
シンセのソとシ、タイで残してsonorita

立ち止まった足ドラムのレント
そこからアッチェレランドで降ってきたフルート。高音髪の毛の先。
50m先の黄色はソラレミファソの圧力
青に向けて走って16分音符…じゃないここは32分だ!
リムスキーの熊蜂で一気に走り抜けて。
パッセージの最後あたり向かいから来た自転車のおじさん去り際のスラー。うぎゃー持ってかれたっ

リラリラリラリラ…


あっゴミ置き場のダンボールでジャンベきた!なんでジャンベ?!
スキップはじまる。中声部spiegandoのspandendoで。軽く一回転合図に走り出す。
軽いステップにヴィオラの急速なパッセージ。
散った葉桜ぼやけたひかりサイレン東からの西風夜の匂い匂い匂い。
もうallegrissimamenteしかない。

全部鳴り響く。知らない楽器たくさん。
なんだこれ?! わかんないけどまあいいや!

キャーッ!たくさん来たー!
走れ走れはしれー!




私は音の中を。
音の風を。
posted by belly_elly at 18:37:50 | 宮城 | Comment(0) | TrackBack(0) | ココロ

2008-04-06

ソラのソ


ふわりと浮くレースの影。
やわらかいスカートが風に揺れる。


青の眩しい空
差し込む陽のひかり


レモンとオリーブオイルでシンプルなサラダを作る。


洗濯物の揺れる音。




涼しい。
posted by belly_elly at 13:23:24 | 宮城 ???? | Comment(0) | TrackBack(0) | ココロ

2008-04-02

忘却の空


朝になれば
今日のことは全て忘れているわ。
話したことも、縋ったことも。
貴方はすべて忘れている。
だから安心していらっしゃい。

ここにいる間、あなたはただゆったりとたゆたって。
深く沈んで。

なんの咎も感じなくていい。
あなたはそのままでいい。



今はただ、眠ることだけを考えて。





おやすみ。
posted by belly_elly at 22:01:42 | 宮城 ???? | Comment(0) | TrackBack(0) | ココロ

2008-03-07

廻る世界


森の奥深くに住みたいと思う。
夜中までピアノ弾いて。
月の光は針葉樹の間から。
疲れたらそのまま眠ればいい。

あとはパンを焼いて暮らす。
ハーブを育てて。
豊かな実りを産んで。

海は近いほうがいい。
星と月が見たくなったら海辺に降りて。


ありきたりだけど。
そんな営みがいい。




案外そんなものなのよ、私が望むものなんて。

posted by belly_elly at 00:00:00 | 宮城 ???? | Comment(0) | TrackBack(0) | ココロ

2008-02-22

ここぞっていう



肝心なところでわざと外しにいく。
煮え切らないで終わる。
人生も音楽もそんな感じ。

得なこと何一つないのにね。
オロカモノ。

posted by belly_elly at 10:32:54 | 宮城 ???? | Comment(0) | TrackBack(0) | ココロ

2008-01-30

掌の砂


知れば知るほど遠くなる。
よくあることね。

いつだってそれの繰り返し。


凡てがまるで砂のように零れ落ちて。
背にしたすべての道を覆い尽くす。

その姿のなんと流麗なことか。




遠ざかったと嘆くべきか
見晴らしが良くなったと笑うべきか。












笑えればの話だが。




















この照りつける太陽をどうにかしてくれないか。





頭が割れそうだ。

posted by belly_elly at 22:20:39 | 宮城 ???? | Comment(0) | TrackBack(0) | ココロ

2007-12-07

眠りを誘う思い




波紋みたいに広がって、
遠い遠い泣き声。


世の中のすべての人に好かれるなんて無理なのだと。
そんなことを思ってみたとしても。
その人は少し近くにいた人だもの
大事なひとなら、なおさらだね。




近づけば益々嫌われそう



だから、近づかない。







泣かないで

ねえ、お願いだから、泣かないで






.

誰?
posted by belly_elly at 01:49:45 | 宮城 ???? | Comment(0) | TrackBack(0) | ココロ

2007-12-02

落葉を散らせ、風に舞い 花と躍る。


このあいだ久々に見た、懐かしい表情。
私はもうそれに何の魅力も感じなかった。
何を想い、どう感じているのかも分かったわ
その笑い方で。
どんな想いが込められていて、何を言いたかったのかも。
まるで手に取る様に。

でももう私は何も思わないの。
あなたがどう感じようと、わたしは何とも思わないみたいよ。


何故かしらね。
それがとても晴れやかで最高に気持ちがいいの!
小春日和の空のように。
常緑樹に降りしきる雪のように。
心の底から笑って歩きたい気分。




ずっとそこで変わらずにいたらいいの。


ああ、おかしいの。
かわいい人ね

おかしいひと



ああ、なにかしらこの気持ち。
なんて楽しいこと!
両手を広げて いまにも歌いだしてしまいそう


もうわたしは、あなたの知らないところにいるんだわ。


私はどこまでも飛んでゆく
髪をゆらして 不規則なステップを踏んで
手をひらひらさせ 舞踊りながら
調子外れの歌を吹かして。


どこまでもどこまでも。





この鮮やか過ぎる世界を見たらあなたなんて顔するのかしら?

ああでも、どうでもいいわね!
そんなこと。

ふふふっ。


posted by belly_elly at 17:29:02 | 宮城 ???? | Comment(0) | TrackBack(0) | ココロ

2007-11-28

体液の流動


臓器の痙攣する感覚

細胞の微振動



引きちぎって、喰い散らかして。

どす黒い視界。



ねぇ、まだはじまらないの?

早く潰し合ってよ。




死んでよ、どっちも。






早く死んで。


posted by belly_elly at 13:58:24 | 宮城 ???? | Comment(0) | TrackBack(0) | ココロ

2007-11-15

やさしいサヨナラ



犬は猫に恋をし


猫は鳥に恋をした


鳥は何に恋をするのかしら?






いづれにせよ叶わぬ恋ね。
posted by belly_elly at 20:54:41 | 宮城 ???? | Comment(0) | TrackBack(0) | ココロ

2007-10-13

金木犀を髪に挿して


ひとり歩く道

口ずさむ歌

かけられた声を受け流して

ヒールでステップ転がす



そうだね。
幸せになったらいいよ。



かわいい子。




みんなみんな、幸せになればいい。





そうなったら、いいな。
posted by belly_elly at 00:03:58 | 宮城 ???? | Comment(0) | TrackBack(0) | ココロ

2007-08-14

あれかい? あれは気性の激しい女でね。



そうだよ。
この身体がなくなってしまえばいいんだ。
男にいいように扱われるのはもう御免だからね。
裂けて血溜りに肉片落として内臓さらせば口が裂けたってきれいだなんていえないだろう。




ねえ、笑えるんだけど。
生憎今まで手にしてみたものは全部失敗でさ、
もう私にはどれがそうなのかわからないんだよ。
どれが幸せってやつなんだい?




私は従わない誰のものにもならないどっかいってどっかいってどっかいって私に触わらないで私はもうあなたを信用しないから。
都合のよさが欲しいのなら他をあたってちょうだい。




ああ畜生、なんで私がこんなに泣かなきゃならないんだ。




泣きながら生き抜いてやるよ。


あたしは火を持つ女だ。




水と共に火を持つ女だ。
posted by belly_elly at 23:50:44 | 宮城 ???? | Comment(0) | TrackBack(0) | ココロ

2007-07-26

お前はスピリタスだけ飲んでろ!


男は嘘をつくのがうまいね。
きっと嘘だと思っていないのよ。

だからそれが
嘘になったって自分で気付いた途端の表情が、
猫みたいでほんとうにかわいそうになるの。

男は嘘を隠すのが何より下手ね。

女はそれを楽しめるのに。
ね。
面白可笑しく
他愛無い遊びのようにクスクスと。

ほんとに、まあ、かわいそうね。

クスクス。








ちなみにスピリタスは無理です、隊長。
posted by belly_elly at 23:10:54 | 宮城 ?? | Comment(2) | TrackBack(0) | ココロ

2007-07-10

指先の想像。



例えば。
電車で少し離れたところに座った人を。
ひとさしゆびで そ っ と潰す感覚。
熟れ過ぎた林檎に触れるように、ゆっくり この上ないやさしさで
ふかくふかくシートに沈め、床下へと埋没させる。

床を通り抜け
ふわりと線路へ落ちたところで
私は丁度電車を降りる。



そしてまた私は、そっと誰かを潰していく。
微かな指先の感覚を欲して。

それは自然の理だと感じて。



凡ては、自然の摂理に遵うべきだ。




その後の事情は私の関知するところではない。


posted by belly_elly at 22:25:21 | 宮城 ???? | Comment(0) | TrackBack(0) | ココロ

2007-07-05

傷だらけのサニー



今まで散々いいことばかり思ってきたけれど。
考えてみたら私は随分都合良いように扱われていたもんだ。
よくもここまで傷つけてくれたわ。
時間も無駄にしてしまった。
私もあなたほど勝手に生きられたらね。


私の役目は終わったみたいだ。
もう行くわ。
私はもっと 高みに舞い上がる。
水と戯れながら
あなたとは違う空を 
私は悠々と飛んでいくのよ



posted by belly_elly at 08:57:10 | 宮城 ???? | Comment(0) | TrackBack(0) | ココロ

2007-05-04

no-title


私は

幼い頃の自分を

抱きしめている。


そうやって
大丈夫だから

慰めている


こんな痛いの
よく耐えたねって
甘やかして。




何度も、何度も
ごめんねと
繰り返して。



posted by belly_elly at 21:50:33 | 宮城 ???? | Comment(0) | TrackBack(0) | ココロ